今回は株式投資を始めたばかりやはじめたい初心者の方にお薦めの本・第三弾です。
目次
ザ・トレーディング との出会い
ザ・トレーディング のもっとも大事な教え
死なないための2%ルール
頭を冷やせ6%ルール
Nouga流のアレンジ
ザ・トレーディング との出会い
自分は2020年7月にこの本を購入しました。
きっかけはある銘柄を購入したのですが、値動きが気になりすぎて夜も眠れない日々が続きました。
生活に支障がでるレベルで本格的になんとかしないとまずいと実感したためです。
Google, Amazonで株に関する本を調べ、この本に出会いました。
あの時資産を失い相場から退場しなかったのはただの幸運とでした。
この本の内容は投資スタイルの基礎を作り、メンタルを安定させてくれるのに役立ちます。
初心者の方が最初からこの本の全てを理解するのは難しいと思います。
しかし、絶対に読むべき章があり、まずはそこだけでも読むべきと考えています。
ザ・トレーディング のもっとも大事な教え
それは<リスク管理>です。最も重要なことは
2%ルールと6%ルールを絶対に守ること
Nougaが株式投資のせいで眠れない日々を過ごした一番の理由は
自分の資金に対して買った金額が多すぎたということになります。
ポジションサイズが大きすぎたと言い換えることもできます。
2%ルールを導入すると、自分が買うべき株数がわかります。
それでは解説していきます。
死なないための2%ルール
2%ルールとは一回あたりのトレード(株を買ったあと売って利益・損失を確定する)で資金の2%以上は絶対に失ってはいけないというものです。
わかりやすくするためにシミュレーションをしてみましょう。
投資資金が全体で200万円とします。
今回A社の株を購入するにあたり資金の2%以上は絶対に失ってはいけません。
逆に言うと200万円 x 0.02 = 4万円までは1回のトレードでの許容範囲です。
A社の株(1株あたり1000円)をどれだけ買ってもよいのかは損切りラインによって変わります。
損切りラインを10%に設定すれば
リスク4万円/0.1= 40万円分のA社株を購入できるので400株買う
損切りラインを5%に設定すれば
リスク4万円/0.05=80万円分のA社株を購入できるので800株買うが答えになります。
ここで重要なのはこれが1回のトレードの最大購入株数という点です。
もっと少ない枚数を買う分には構いませんが、多く買ってはいけません。
万一もっと多く買う場合は損きりラインを低く設定しなければなりません。
2%ルールを守っている限り、あなたの資産が一瞬でなくなってしまう可能性は相当低くなります。
まさに死なないための2%ルールと言えます。
頭を冷やせ6%ルール
続いては6%ルールです。
資金のうち6%を失ったらその月は一切トレードしてはいけないというものです。
また資産の6%以上を失う可能性のあるポジションは持ってはいけないというルールでもあります。
またシミュレーションをしてみましょう。
あなたの投資資金は全体で200万円です。
損きりラインは10%に設定しています。
A社株(1000円)を400株(40万円分)
B社株(500円)を800株(40万円分)
C社株(2000円)を200株(40万円)分 をあなたは購入しています。
どの株も買った値段のままで益も損もありません。
あなたは大変魅力的なD株を見つけてしまいました。
いくらまでなら買ってもよいのでしょうか?
正解は 買ってはダメ です。
なぜならA,B,C社株のポジションは全て10%の損きりになるリスクを秘めています。
その際は40万円x 0.1 x3社分= 12万円の損失となり、あなたの資金は188万円になってしまいます。
これは資金の6%に相当しますので、これ以上の損失を一月に受けてはダメなのです。
では次の状況ではどうでしょうか。
A社株(1000円)を400株(40万円分)
B社株(500円)を800株(40万円分)
C社株(2000円)を200株(40万円)分 をあなたは購入しています。
幸いA社株は1100円まで値上がりしており、B,C社株は買値のままです。
A社株の400株は1010円で逆指値(その値段まで下がったら自動で売却する)をセットしてあります。
あなたは大変魅力的なD株を見つけてしまいました。
いくらまでなら買ってもよいのでしょうか?
正解は 40万円分までなら買ってもよい です。
A社株は少なくともプラスマイナスゼロになることが逆指値のおかげで担保されています。
よってB,C社株のポジションが全て10%の損きりになっても資金の4%までしか失いません。
D社株を資金の2%のリスクで購入する限りは許されます。
もし万が一6%の資産を1ヶ月のうちに失った場合は、その月は新たなトレードは禁止となります。
自分の取引を振り返り勉強にあてましょう。
翌月になったら、自分の残った資産に対してまた2%ルール、6%ルールを当てはめてトレードに戻ります。
以上が6%ルールの解説になります。
Nouga 流のアレンジ
Nouga は現在以下のルールでやっています。
中期銘柄は最大5銘柄, 1銘柄あたり資金の最大20%まで購入
最大損失は10%で損切り.
ボラティリティによって最大15%まで許容する場合もあり(購入前に設定)
6%の資産を1ヶ月のうちに失った場合は、その月は新たなトレードは禁止
そのため1回のトレードで失う資金の最大値は3%です。
実際の取引記録を見ると多くても1.5%で済むように取引しています。
この本は自分なりの経験値を高め、レベルアップに繋がります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
少しでもご参考になれば嬉しいです。
投資の勉強の際にぜひ。