この記事はNouga が読んでためになったと感じた本をご紹介します。
第九冊目は真のリーダーシップとはなにかを学ぶことのできる本です。
タイトル: 世界のエリートはなぜ、この基本を大事にするのか?実践編
著者: 戸塚隆将
出版社:朝日新聞出版
きっかけ
Nougaは以前に戸塚隆将さんの著書である
『世界のエリートはなぜ、この基本を大事にするのか?』
を読んでその内容に多くの良い影響をいただきました。
こちらはその続編として出版された本です。
著者の戸塚隆将さんはゴールドマン・サックス、ハーバード経営大学院、マッキンゼー&カンパニーなどを御経験された、戦略コンサルティング業務の専門家でいらっしゃいます。
前著の『世界のエリートはなぜ、この基本を大事にするのか?』は48の基本を紹介され、とても腑に落ちる内容でした。
Nougaも読後にいくつかの基本を実践できるようになりました。
内容
基本とは、成果を大きく左右する本質的で重要なことであり、多くの人が既にしっていることであり、継続的に実践するのが難しいことであると、本著の序論で定義されます。
本著の内容はこの基本を実践するための重要なエッセンスが語られています。
Nouga的には本著で語られるリーダーシップのあり方に、共感を覚えましたのでご紹介します。
自分に刺さった点
第3章 小さなリーダーシップを積み重ねる
13. 呼吸をするようにリーダーシップを発揮する
ハーバードビジネススクール(HBS)では、一人一人が、一瞬一瞬、自らが自身の頭で考え、自らが率先して一歩を踏み出し、チームの成果に貢献することこそがリーダーシップだと教えられます。リーダーシップは、チームリーダー 一人だけが発揮するものではなく、全員が発揮するもの。呼吸をするように、無意識のうちに誰もが瞬間瞬間で実践する意識と行動、と教え込まれます。ー中略ー
人が躊躇することを、自分が試しにやってみる。そこにはリスクが伴います。それでも、チームのために、真っ先に行動に移す人、ということです。自分がやらずに誰がやる。人に責任を押し付けない。そういった責任感が根底にあります。
世界のエリートはなぜ、この基本を大事にするのか?実践編 著者: 戸塚隆将
出版社: 朝日新聞出版より引用
第3章 小さなリーダーシップを積み重ねる
15. 『オーナーシップ』がリーダーシップの第一歩
オーナーシップとは、訳すと『当事者意識』。目の前の課題を、自分のものととらえること。目の前の仕事を自分の仕事と認識する意識。逆に、目の前の問題は、自分には関係ない。自分でなくても、誰かがやるだろう。自分は最初にやらなくても良いだろう。こういう無関心、他人任せは、オーナーシップとは正反対の発想です。ー中略ー
オーナーシップを意識する際に、役に立つ発想があります。それは、常日頃から、目の前のさまざまな事象に対して、『自分ならどうするか?』と自問する癖をつけることです。
世界のエリートはなぜ、この基本を大事にするのか?実践編 著者: 戸塚隆将
出版社: 朝日新聞出版より引用
本から得られたモノ
リーダーシップとは、チームリーダーの一人が発揮して、チームメンバーはそれについていくものと考えていました。
しかし、本著ではリーダーシップはチームメンバーの誰もが発揮すべきであり、そういったチームは強い動力をもって仕事を進めていけるということが理解できました。
チームリーダーはメンバー自身の成長とチームの全体の成果の方向性を一致させてあげるように導くことで、強いチームが作られるのだろうと考えます。
また『当事者意識』については常に悩んでいることでした。
どうしたら、自身がオーナーシップを持って仕事に取り組めるのか、若手医師にオーナーシップを持って症例にあたってもらうにはどうすればよいのかを日々考えています。
一つ言えるのは、医師の世界は業績と連動した賞与や給与はほとんどありませんので、金銭的なインセンティブは動機になりにくいです。
しかし、多くの医師は自分の成長に対して貪欲ですので、成長をインセンティブとして、業務に取り組んでもらうことを目標にしています。
オススメ電子書籍
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今後もできるだけ有用な情報を発信していきます。
継続は力なり を実践していきます。