この記事はNouga が読んでためになったと感じた本をご紹介します。
第七冊目は対話力について学ぶことのできる本です
タイトル: 1の力を10倍にする アライアンス仕事術
著者: 平野敦士カール
出版社:ゴマブックス株式会社
きっかけ
こちらはあるブログでご紹介いただき興味を持って読んだ本になります。
著者の平野敦士カールさんは日本興業銀行で13年間勤められたのち、NTTドコモに転職されます。
NTTドコモにて『iモード』や『おサイフケータイ』など時代を作った発明に関わりの深い方です。
特に『おサイフケータイ』の産みの親として著名な方です。
内容
タイトルにもある『アライアンス』とは同盟とか連合を表す言葉で、違う立場の人や団体がグループを組んで協力することです。
一人では不可能なことを、他人を巻き込んで実現するために本書は『アライアンス仕事術』を提案してくれます。
『アライアンス仕事術』とはそれぞれのWIN-WINの関係の発展を内在しつつ、かかわる全ての人を成長させていくこととされています。
医師の仕事には一人ではできないことも多くあります。
仲間を増やしてお互いに成長していく関係を築ければ、極めて有効な仕事術になると思います。
自分に刺さった点
第2章 アライアンス・シンキング 『抜きん出る人』でなく『助けてもらえる人』になる
『できないこと』を『できること』に変えるのが本当の仕事
要はボトルネックとは『自分にはできない』というだけのことで、”自分には”の部分さえ崩してしまえば、いくらでも『できない』が『できる』に変わっていくのです。ー中略ー あれこれ策を考えるより、アイデアを実現可能な人物と話をすることが一番実現に近くなります。
1の力を10倍にする アライアンス仕事術 著者: 平野敦士カール 出版社: ゴマブックス株式会社より引用
第4章 アライアンス人脈術 『いつも助けてもらえる人間関係』を効果的につくる
アライアンスの弱点は、パワーゲーム
『相手に花をもたせる』という話をしましたが、アライアンスの場合、花をもてなかった第三者が嫉妬したり、敵対勢力になってしまうと一番やっかいなことになります。ー中略ー アライアンスというのは、あくまで”自分の目的を達成するために”できる人間関係であり、単純に『いい人だ』とか『信頼できる』という形でつくられていく個人的な人脈ではありません。だから無理矢理、仲よくなろうという意識をもつ必要はありません。要はお互いに同じ方向性を向けるのであれば、どんな相手でも協力関係はつくれるのです。
1の力を10倍にする アライアンス仕事術 著者: 平野敦士カール 出版社: ゴマブックス株式会社より引用
第5章 アライアンス勉強術 楽しさと効果が10倍アップする学び方
『自分自身の価値』を算出してみることで、勉強すべきことが見つかる
アライアンスという視点で考えた場合、勉強の目的というのは、つねに『いまの自分自身の価値を高めること』にあります。だとしたら当然それを測るための指標が必要になります。『自分の価値を知る指標』には『定性的なもの』と『定量的なもの』の2つがあると私は考えています。
1の力を10倍にする アライアンス仕事術 著者: 平野敦士カール 出版社: ゴマブックス株式会社より引用
本から得られたモノ
アライアンスという考え方は、共通の目的のために協力関係を広げお互いが成長していくことにあるようです。
医師の仕事には、臨床および研究が大きな柱としてあります。
臨床においても、研究においても仲間の存在は極めて重要です。
お互いがwin-winな関係を築き、同じ目的のために成長できる仲間を集めていく。
まるで漫画かゲームの話のようですが、筆者の平野さんはこの力を使って、当初不可能だと思われた『おサイフケータイ』を開発されました。
Nougaの目標を達成する上で、自分にはできないと思って諦めていたこともアライアンスの力を使えれば、不可能ではないのかもしれないと思えるようになりました。
アライアンスを作り高めていくために自分の価値の向上が必要です。
しかし自分の価値を定性的および定量的につねに測るという視点を持つ人は少ないのはないでしょうか。
定性的は価値は今までにあげてきた実績、定量的な価値は自分が組織に与える価値と組織から受け取る価値の損益にあたるようです。
実績を一つずつ積み重ねること、組織に与えられる価値の最大化といった視点を持って日々を過ごしていきたいと思います。
今後もできるだけ有用な情報を発信していきます。
継続は力なり を実践していきます。