医師は高収入の職業の一つであることはよく知られています。その分責任も多く、やりがいのある職業と言えるでしょう。
では医師はみなお金持ちなのでしょうか?それについて少し調べてみました。
本記事の内容
医師の年収はどの程度か。
お金持ちの定義とはなにか。
医師はお金持ちは真実か。
医師の年収はどの程度か。
厚生労働省 令和元年賃金構造基本統計調査によると 企業規模1000人以上の医師は年齢36.7歳で給与は約74万円、年間賞与約80万円となっており、年収約970万円となっています。
一方で企業規模10-99以上の医師は年齢55.3歳の給与は約141.5万円、賞与約49万円となっており、年収約1750万円となっています。
大きい病院ほど若い医師が多く、給与が抑えられているというのは実態を反映しているように思います。
医師は年齢にかかわらず、間違いなく高収入の職業であると言えますね。
しかし医師の年収はかなり幅が広く、この平均年収にはまったく届かない状態で働いている医師も数多くいます。
お金持ちの定義とはなにか。
それではお金持ちの定義はなんでしょうか?
野村総合研究所の記載によるといわゆる富裕層は1億円以上の純金融資産を保有している世帯となっています。
野村総合研究所Hpより引用
純金融資産とは土地や建物などの不動産を除いた、預金・株式・債権などの速やかに現金化できる資産のことのようです。
シニアガイドHp参照
つまりすぐに現金にできるお金が1億円以上あれば富裕層に分類されるわけです。
それでは高収入の医師はみんな多額の資産を保有しているのでしょうか??
医師はお金持ちは真実か。
リクルートドクターズキャリアHpより引用
このアンケート結果によれば医師で5000万円以上の資産を保有しているのは14.5%となっており、7%の世帯は貯蓄なしとなっています。
もちろん一般的な世帯からみれば医師の貯蓄額はとても多いと言えますが、必ずしも高収入=お金持ちであるとは言えないようです。
そのため医師にも資産形成や資産運用といった考え方は必要であると感じています。
また医師は支出も多いと言われており、その内容についてはこちらの記事をご覧ください。
-
-
医師生活にはどれくらいお金がかかるのか?
続きを見る
まとめ
医師は高収入であるが必ずしもお金持ちではない。
ただし世帯の貯蓄額はかなり多めで恵まれた環境にあるといえる。