Nougaが医師人生を送ってきた中で、当然英語は避けて通れません。
当然英語はできた方がよいと思いますが、実際の臨床でどの程度必要となるのかはあまり知られていないかと思います。
今回は医師にはどのような英語力が求められるかについてお話します。
本記事の内容
- 医師に必要な英語力とは
- 英会話力は日本の医師に必要か
医師に必要な英語力とは
英語力とは読む・書く・聴く・話すの4つの能力の総合力と思われます。
実際の臨床をやる上で使用する頻度ランキングは
この中で医師が最も良く使う能力は『読む』です。
なぜなら最新の医学知識はほぼ全て英語で書かれているからです。
世界中で行われている研究は医学雑誌に掲載されて初めて正式に公表されます。
(学会発表はそのプレスリリースのようなものです。)
研究の内容を理解して、知識を蓄えて日常診療に応用していくためには英語文献を読むことは欠かせません。
英語文献はA4用紙で4-10枚程度の分量であることが多いので、大量に読んでいくうちに読解力が身につきます。
この辺りは多くの医師はあまり苦労せず論文を読んでいるのではないでしょうか。
続いて2番目に使う能力は『書く』だと思います。
これも上記理由と同様で、自身の研究内容を世界に報告するためには英語で論文を書く必要があるからです。
日本語で発表できる医学雑誌もありますが、日本の医師にしか読んでもらえないことを考えると、できるだけ英語で論文を書く能力は今後も求められることになります。
英語論文の執筆は様々な苦労を伴いますが、達成したときの爽快感もまた格別なものがあります。
『聴く・話す』については医師の働く環境に大きく左右されます。
英語圏の外国人の方が多く受診される病院では会話能力が日常的に求められる可能性があります。
また国際学会に参加する場合や海外の医師・研究者との共同研究などを行う場合にも当然必要になってきます。
しかし、そういった機会がない場合は日常診療において会話力が求められることはほとんどないと思います。
英会話力は日本の医師に必要か
結論から言えば、英会話力はあった方が良いです。
Nouga 自身は苦手意識が強く、勉強を細々と続けています。
いずれはこのブログでも共有したいと考えています。
しかし、英会話力の前提としてその医師としての実力が必要です。
医学知識や手技などだけでなく、患者さんへ接する態度や精神的な成熟など基本的な医師としての素養を高めるべきだと思います。
あまり会話できないNougaが言うのもなんですが、言葉はコミニュケーションのツールでしかないので、まずは医師自身の質を高める必要があります。
その上で、英会話力があればさらに広く活躍できる医師になるのでしょう。
Nouga も日々努力を続けたいと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は医師の英語の能力についてお話しました。
英語は使う環境が大事と良く言われますね。
Nouga も環境を整えていきたいと思っています。