投資という言葉は、普段の生活ではあまり使われません。
また投資という言葉自体にポジティブなイメージを持つ方は少ないのはないでしょうか。
今回は自身の投資そのものについて考えていることをまとめました。
結果として『人はつねに投資をし続けて生きている』という結論に至っています。
本記事の内容
投資とはなにか。
投資すべき対象には何があるか。
投資とはなにか
私は投資を毎日行っています!
などと笑顔で言ってくる人がいたとしたら、ちょっと距離を起きたくなりませんか。
投資という言葉自体の意味は以下のようです。
とう‐し【投資】 の解説 [名](スル)
利益を得る目的で、事業・不動産・証券などに資金を投下すること。
転じて、その将来を見込んで金銭や力をつぎ込むこと。
「土地に投資する」「若いピアニストに投資する」
goo国語辞典 より引用.
基本的にはお金に関する言葉であるようです。
しかしなぜかマイナスのイメージがあるように思っていましたが、それを極めてわかりやすく説明してくれる記載がありましたので引用します。
日本において一般に投資とは「カネでカネを儲ける」利殖を意味し、まじめな人間は近づいてはいけない領域のように
思われているようです。
京都大学の経営学講義Ⅲ 経営者はいかにして、企業価値を高めているのか?
川北英隆、奥野一成 著、ダイヤモンド社 より引用
まさに日本における投資のマイナスイメージはこの「カネでカネを儲ける」ことに集約されるのではないでしょうか。
労働から得られるお金は清く、投資から得られるお金は良くないというような風潮はいまだに根強いように思います。
本当に投資から得られるお金は良くないのかという話は別記事にまとめます。
本記事では投資という言葉のより広い意味について考えてみたいと思います。
投資: その将来を見込んで金銭や力をつぎ込み、なんらかの利益を得ること。
投資とは未来のために、何かをつぎ込む行為でなんらかの利益を得ること定義することができそうです。
その何かとは、お金であったり、時間であったり、労力でもよいわけですから、自分の持っている資源ならなんでも可と言えます。
そして何かをつぎ込む対象は、自分かもしれないし、家族や友人かもしれないし、あるいは物かもしれないわけです。
得られる利益は自分や家族が幸せになることだったり、物の価値が上がることだったりするかもしれません。
何かしらのメリットが得られることを期待して行う行為が投資だと言えるでしょう。
つまり投資とは 『未来の何かに対して、自分のもつ資源をつぎ込みなんらかの利益を得る行為』と言えます。
投資すべき対象には何があるか。
投資が 『未来の何かに対して、自分のもつ資源をつぎ込みなんらかの利益を得る行為』だとすれば、生きることは投資の連続であると気づきます。
ここでは未来の自分に対して、時間という資源を投資する場合を考えます。
時間は全ての人に平等で1日あたり24時間しか与えられていません。1週間あたり168時間です。
睡眠時間(1日8時間)と労働時間(1日10時間/週5日)と仮定すると余った時間は平日6時間×5日間, 週末16時間×2日間の62時間がみなさんが持っている資源です。
生活のためには家事や入浴などをする必要がありますのでだいたい毎週30時間が自由に使える資源だとしてみます。
みなさんはどのようにこの資源を使っていますか??
このように解釈すると、自分の時間を何かに投資して毎日生きていることを改めて認識できます。
例えばテレビを見て過ごした2時間という資源で、新しいニュースを知ったり、ドラマを見て楽しい時間を過ごすことでリフレッシュするという利益を得ることができるでしょう。
ゲームをして過ごした2時間という資源では、ストレス解消につながって明日も頑張って働けるという利益を得ることができるでしょう。
しかし、残念ながらこれらの利益は蓄積することができず、消費されてしまいますので資産とはなりません。
それでは人間一人一人が持つ目に見えない資産とはなんでしょうか?
それは無形資産と呼ぶことができます。
詳しくはこの記事を読んでみてください。
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本のアウトプット第五冊: タイトル:LIFE SHIFT(ライフシフト)
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無形資産に時間を投資する
代表的なものは、自身の知識やスキル、健康、家族、友人関係などが重要な無形資産です。
これらの目に見えない資産に、自分の大切な資源である時間を投資していくことを繰り返す。
このように考えると、日々の退屈な勉強も少しは楽しくなるかもしれませんね。
今を楽しむことに時間を使うことは生きる上で絶対に必要なことです。
その上で、時間という資源をどのように割り振って、自分の無形資産を形成していくかが重要であると考えています。
投資という考え方にはこのような利点もあると思います。
まとめ
人はみな平等な資源である時間を自らに投資して生きています。
『人はつねに投資をし続けて生きている』のです。
投資という考え方を少し取り入れてみると、何か変化があるかもしれません。
今後も情報を発信していきます。